「この商品うさんくさいなぁ」と思うことってありませんか?
うさんくさい商品を見ていると、「こんな商品誰が買うんだろう?」とか、「こんな商品を売って設けているなんて悪い人間だなぁ」と思うのではないでしょうか?
ではどうしてある商品に対して私たちはうさんくさいと思うのでしょうか?
今回はその理由を考えてみました。
うさんくさい商品には2種類ある
考えてみると、うさんくさい商品には2種類あることがわかります。
次の2つです。
1.効果があるのか怪しいもの(パワーストーンなど)
2.ものとして正常ではあるが、ぼったくりの値段のもの
こうしてみると、1にあてはまる、幸運を呼ぶ石や、フェロモンを出す香水などはいかにもうさんくさい商品です。
わらにもすがりたいという人に対して付け入る商売と言えるでしょう。
それに対し、2については、人によって捉え方が変わりそうです。
例えば、酵素ジュース1杯が4000円で売られていると、半信半疑になってしまいます。
たとえ10種類の珍しいフルーツが入ったものと言われてもちょっと高いなぁと言う印象を持ちます。
このように2については、一般的にうさんくさいとは定義しにくいもののようです。
「うさんくさい=身近ではない(真新しいもの)」とも言える?
ただし、1、2でお伝えしたことには例外があります。
1の例外はお守りやおみくじです。
お寺で購入するお守りやおみくじは、科学的に効果があると言うことはできません。
しかし、私たちはよっぽど高額なものではない限り「うさんくさい」と思うことはないでしょう。
なぜなら、お守りやおみくじは、私たちの生活に根付いた身近なものだからです。
続いて、2の例外は、高級ブランド品です。
例えば、カルティエの時計をみると100万円を超える値段のものもごろごろあります。
時計の一般的なものの値段からすれば破格です。
「カルティエ」が高級時計ブランドであると知っている人からすれば、普通のことですが、「カルティエ」を知らないひとからすれば、ぼったくりで「うさんくさい」商品になってしまいます。
つまり、「カルティエ」が身近ではない人にはその時計はうさんくさく映ってしまうのです。
身近になった商品はうさんくさいとは思わない
もうお気づきでしょうか?
1の例では、お守りに対してうさんくさいと思わないのは身近なものだからです。
また、2の例では、「ぼったくり」と思う商品も身近になると案外気づかないものなのです。
ではなぜ、身近になった商品やものをうさんくさいとは思わないのでしょうか?
私たちは、身近な商品を大手の会社が作っていると錯覚するからです。
●人は「身近な商品=大手メーカーの商品」と勘違いしやすい
私たちは10年前、求人サイトのIndeed、トレーニングジムのRIZAP、転職サイトのen転職、などを知っていたでしょうか?
実はCMで何度もなんども見るうちに錯覚し、これらを大手の歴史がある信頼できるメーカーだとすりこまれているのです(例に挙げた会社がうさんくさいと言っている訳ではありません)。
知らない内に価値観が変えられているということに気づけましたか?
最後に
これからビジネスを始めたいと思っている人は、始めはうさんくさいと思われたり、ぼったくりだと思われがちです。
しかし、何度も何度も人の目に触れることで、それらはうさんくさいものではないようにうつります。
You Tubeの広告なんかで誰が買うのか?と思うかもしれませんが、私たちは少しずつ刷り込まれていくのです。
逆に、ビジネスでは、これらを利用しない手はありません。
多くの人に少しでも拡散し、マメにユーザーの目に商品が触れることで、商品の購買に繋がっていきます。
小さな努力をコツコツしていくことがこれからのセールスには必要なことではないでしょうか?