《移住者によるトルコ移住のススメ》私が移住を決めた理由とリアルな移住生活をご紹介!

  • 2020年5月13日
  • 2020年5月14日
  • TRAVEL
トルコの路面電車

トルコ移住といえばどのようなイメージでしょうか?

「物価高い」「治安悪そう」「トイレやシャワーは使える?」「トルコ語は難しい?」

などなど。旅行ではなく、住むとなると想像がつかないのがトルコ移住。

夫と共にトルコに来て6年。現役の移住者がトルコ移住のリアルをお伝えします。

 

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プロフィール

Harmony time

📷Harmony time

2014年に夫婦でトルコに移住。

夫は日本企業で通訳者として、また、私はライターとして日本向けにトルコの情報を発信しています。

トルコでは「折り紙のピアス」や「漢字Tシャツ」などを制作し、日本の文化の紹介もしています。

➡︎折り紙ピアス(https://www.instagram.com/atolyekomorebi/

 

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そもそもなぜトルコに?

病気が移住を考えるきっかけになった

 トルコ移住を考えるきっかけになったのは、結婚と同時に病気になり、5年間の闘病生活を経験したことでした。

病気が回復し、夫とこれからの人生を話し合った時、夫は「海外で暮らしてみたい」と言ったのです。

それからというのも、二人でリサーチを続け、理想の国を探す日々がはじまりました。

 

理想の国がトルコだった

私たちが移住国を決める時には条件がありました。

 

物価が安いこと
言語習得が日本人にとって難しくないこと
気候が良いこと

 

1番のポイントは言語で、日本人にとって習得しやすい言語でリサーチし、日本語と同じ言語グループのモンゴル語かトルコ語きつきました。

モンゴルとトルコでは物価の面ではさほど違いがありませんでしたが、モンゴルに住んだことのある友人いわく、冬は寒く、野菜も満足に手に入らないということでした。

その結果、消去法でトルコに移住することになったのです。

 

トルコ人の特徴

屋台で物を売るトルコの人

トルコ人は計画を立てるのが苦手

日本人がもともと農耕民族だとすれば、トルコ人はもともと狩猟民族。

日本人は何か月も先を見てプランを立てて実行しますが、トルコ人はプランを立てるのが苦手です。そもそもカレンダーやスケジュール帖すらこの国にはありません

例えば、トルコ人と何かを約束してもキャンセルは日常茶飯事。逆に急に「今から遊びに行こう」と連絡が入ってきます。

自分のメリット重視なのです。でも「ここぞ」というタイミングでさっと動いてくれるので、考えすぎて動けない日本人とは違う良い所もあると思います。

 

愛情あふれる人たち

トルコ人は人情味のある人たちです。

愛情表現が多く「私の命」「私のたった一つ」「私の美しい人」と互いを呼び合ったりします。

子どもをよく可愛がりますし、よく道端に餌や水を置いて外の犬や猫も大切にします。

 

トルコ語

トルコ語は習得しやすい

トルコ語は日本人にとって習得しやすいのでおすすめです。

日本人にも馴染みのあるアルファベット表記で、日本語と文法がとてもよく似ています。そのため、ある程度の単語や文法しくみを理解することができれば、習得はそれほど難しくありません。

実際、英会話を1年ほど習いったあげく諦めてしまった私たちでも、今やトルコ語の通訳や翻訳の仕事に携われるまでになりました。

 

トルコの食事と文化

肉料理が中心

トルコの代表的料理イスケンデルケバブ

📷トルコの代表的料理イスケンデルケバブ

トルコ料理は油っぽい肉料理が中心です。

お肉は鶏肉・牛肉・ラム肉などを主に食べ、魚料理は値段が高いので特別な日に食べたりします。主食はバゲットで肉料理にはヨーグルトが添えてあ、一緒に食べるとお肉の油っぽさをさっぱりしてくれます。

食は閉鎖的で国内ではほとんどトルコ料理しか味わえません。

 

朝食のおもてなし

トルコの週末の朝食

📷トルコの週末の朝食

個人的にトルコの食文化で好きなのは朝食のおもてなしです

朝の9~10時頃に友人のお家に伺ったり、レストランでゆっくりと朝食をいただきます。朝からとても贅沢な気分を味わうことができます。

 

豚肉や刺身は手に入らない

毎週開かれるトルコの市場

 📷毎週開かれる市場

トルコ料理は日本人が苦手な人も多いクミンを使う料理が多く、また、日本人に馴染みのある豚肉も刺身も手に入りません。

そのため、トルコの食は私たち家族が慣れるのに苦労した分野です。

ただ、お米や野菜はおいしいのが手に入るので、家で自炊するようにしています。また、豚肉が食べたくなったら、エーゲ海側を定期船で渡ってギリシャの島に日帰りで買いに出かけたりもします

 

トルコ文化はイスラム教の理解が必要

トルコ移住をするには、イスラム教の理解が必要です。

金曜日の昼間に買い物に行くと、昼間なのに閉まっているお店が多くあります。これは、店主がイスラム教の重要な金曜礼拝に行くために、わざわざお店を閉めているのです。

また、ラマダンの時は、街中で飲食すると冷ややかな目で見られることがありました。文化的な摩擦を避けるためにも、断食をしている方に配慮する必要があると気付かされました。

 

トルコの物価と税金 

どんどん上昇する物価

トルコのモスク

📷イスタンブール、アヤソフィア

物価は基本的に安いです。

しかし、最近はトルコリラが低迷しているので、物価はどんどん高騰しています

 

2.5Lコーラの場合
2014年:3.5トルコリラ
2020年:7トルコリラ

 

物価の上昇に伴ってガス、水道、電気も値上がりしています。

もちろんトルコ人の給料の最低賃金も上がっていますが、物価の上昇に比例しているわけではないようです。

 

お酒とタバコは高い

税金は日本と同じような消費税があり、品物によって変わります。

特にお酒やタバコは日本より安いですが、トルコの物価に慣れてしまうと高く感じてしまいます。

そこで最近は、お酒を家で手作りしています。個人利用の醸造は、トルコの法律で認めらてれているのです。

今は100%のリンゴジュースのみお酒にしていますが、今年はブドウを沢山買って自家製ワインを作ってみようと思います。

自家製リンゴジュースのお酒

 📷自家製リンゴジュースのお酒

 

トルコ移住の生活費(住居、物件情報)

田舎町なら月5万円あれば十分

現在、私たち夫婦は、2人で月5万円で暮らしています。

トルコの田舎町で暮らしているので、月5万もあれば豊かに暮らせますイスタンブールなど都会であれば月に10万円ほど必要かと思いあます)。

住んでいる家は2020年現在、2LDK、100㎡で家賃1000トルコリラ(家賃は毎年物価の上昇に合わせ値上げがあります)。

間取りは、居間、寝室、来客用部屋、キッチン、トイレ&シャワールームとなっています。

居間

📷居間

寝室

📷寝室

キッチン

📷キッチン

シャワー&トイレ

📷シャワー&トイレ

 

物件はアプリで選ぶのが一般的

物件は、アプリで写真を見て探すのが最近の主流です。

水廻りの綺麗な物件も最近は多いですが、浴槽付きはなかなか見つける事ができません

賃貸契約は不動産会社を通す方法と直接家主さんに連絡を取り契約する方法があります。

不動産会社を通す場合は家賃の1ヶ月分の手数料を支払う必要があります。家主さんによっては契約時家賃の1ヶ月分をデポジットとして請求される場合がありますが、退去時に何もなければ全額返金してもらえます。

 

以前の我が家をご紹介

ちなみに以前の家は2DK60㎡で家賃600TLでした。

 ※以前の家をYouTubeで公開しています。参考までにご覧ください。

 

トルコの移住生活のメリット

トルコのエフェソスの遺跡

 📷エフェソスの遺跡

 日本よりも安く高級な暮らしができる

トルコ移住のメリットは第一に、日本より安く質の高い暮らしができることです。

住居は快適で、新鮮な野菜や果物が豊富にあり、田舎街はのんびりしているので、ゆったりと暮らすことができます。

有名な観光地も多いので、気が向けばバスや飛行機に乗ってサクッと旅に出かけたり、毎年ヨーロッパ方面へ日本の国内旅行の感覚で気兼ねなく出かけています

 

ネットが充実していて、日本とも通信が容易

インターネットがストレスなく使えます。

日本ほど速くはありませんが、日本の家族や海外の友人とビデオ通話したり、動画も止まること無く楽しめます。

カフェやレストランはほぼWi-Fiが使えますし、人が集まる広場などでも公共のWi-Fiを無料で利用する事ができます。

 

トルコ人の友人も作れる

トルコ人は日本人が大好きです。他の外国人より日本人が大好きで、日本人だとわかるととても親切にしてくれます。

困ったときはすぐに助けてくれますし、トルコ人の友達を見つけるのもさほど難しくありません。

 

トルコの移住生活のデメリット

文化の理解に時間がかかる

言語や文化を理解できるまで時間がかかります。

言語は1~2年ぐらいで理解できるようになりますが、文化を理解できるようにまでに3年はかかりました。ほぼ英語も通じないので、トルコ人にトルコ語で教えてもらいながら言語や文化を学んできました

 

滞在許可がおりないことがある

滞在許可がおりない時があるのもデメリットです。

法律の変更があった時や、閉鎖的なトルコの内陸や東側などでは、外国人の滞在許可がおりない時があります

以前は私たちもトルコの内陸地方に住んでいたので、滞在許可がおりず、とても苦労しました。

 

日本からの距離が遠い

日本に帰省する際には遠く感じます。直行便で約12〜13時間。乗り換えで早くても18時間ぐらいかかります。

 

トルコ移住に必要な準備と費用

移住の準備

私が移住の準備として用意したほうが良いと思う物は次の通りです。

 

トルコ語の辞書や本
海外キャッシングの手数料が安い銀行カード作り(海外にいながら日本での振込みの手続きができるように)
現金のトルコリラ(トルコにおいてほとんどドルやユーロは使えない)

 

ちなみに日本でトルコリラに両替するより、トルコで必要なだけその都度ATMで引き出すほうがお得。

ホテルやレストランやマーケットなど、ほとんどの所でクレジットカードは使用可能です。

ソースや出汁や味噌は手に入りません。必要な方は日本で準備した方がいいと思います。

 

移住に必要な費用

トルコ移住の軍資金として、最初の1年は夫婦で100万円程度必要です。それから後は、生活費として毎年80万円程度で暮らしています。

移住してすぐにインターネットの契約をすれば、ネットでお仕事できます。

また、滞在許可を取得できれば自治体が外国人向けに提供する無料のトルコ語講座を受講できます。わざわざ高額なトルコ語学校に通う必要はないと思います。

 

トルコ移住に必要な滞在許可とビザ

トルコの海からの景色

📷イスタンブール ガラタ塔

滞在許可の取得条件

日本国籍の人なら誰でも申請する事ができます。

イスタンブール、アンカラ、エーゲ海地中海側は外国人の受け入れに寛容ですが、トルコの内陸地方や東側は旅行者の滞在許可を認めてくれにくい傾向があります。

ただ、滞在許可取得が難しい場所でも、トルコ人と結婚・留学や就労ビザ・不動産を所有していれば認めてもらえます

 

滞在許可の手続き方法

まず、賃貸契約を交わし住居を定め、一般の健康保険に加入します。

次に移民局のサイト(トルコ語もしくは英語)から申し込みします。

➡︎移民局のサイト

 

滞在許可に取得に必要な準備、費用

滞在許可の申請に必要なものは以下の通りです。

 

イカメット申込書
健康保険証(1年で5千円~3万円程度)
パスポートのコピー
イカメット用証明写真(1千円程度)
賃貸契約書を公証役場で証書作成(2~3千円程度)
イカメット手数料を税務署にて支払った領収書(初回はおおよそ2万円程度)

 

若くて健康な方なら初回は3万円以内で1年間の滞在許可を取得できそうです。

面接時は主にトルコ語か英語での面接です。英語ができない場合、ある程度トルコ語で職業や滞在目的を伝えられるように準備して望むようにします。

面接の後、面接官より無犯罪証明書などその他必要書類 を求められる事があるので、その場合は日本大使館や領事館で証明書の申請を行います。

 

FAQ

トルコの路面電車

📷イスタンブール、イスティクラル通りの路面電車

 失敗したことは?

都市部や観光地などでは、時々ぼったくりに合います。

タクシーに乗る際はメーターを確認したり、最初にドライバーに目的地までの大体の料金を確認してから乗るようにした方が賢明です。

市場やマーケットなどでも外国人だとわかると、お釣りを間違えたふりをして少なく返したりしますので、その都度確認しています。

 

治安は?

地方都市に住んでいた時は、夜女性が一人で歩いていても全く問題ありませんでした。

しかし、大都市の人ごみや満員の電車などではスリなどの被害にあってしまいます。ただ、カバンを前で持つなど気を付けていればスリに合うことはほとんどないと思います。

 

怖い体験は?

イスタンブールの交通量は多く、トルコ人の運転は荒いので、事故に合いかけた事は沢山あります。とりわけイスタンブールのタクシーはまるでジェットコースターに乗っているかのようです。

もう一つ、エーゲ海側のローカルなビーチで一人で泳いでいた時に、小学生の男の子何人かにアジア人という事でしつこく追いかけられて海に沈められそうになりました

地方の子ども達はマナー教育が行き届いていないこともあり注意が必要です。

 

トルコ移住前に日本で身につけておいたほうがいいことは?

日本ではトルコに触れる機会は少ないと思いますが、都市部などではトルコ料理屋やケバブ屋さんなどトルコ料理に触れる機会があるのでそこでトルコの味に触れておくのは良いことだと思います

トルコ語のアルファベッドや数字の読み方、挨拶や道を尋ねたり買い物ができる程度の会話ができるようになっておきましょう

親切なトルコ人はきっと喜んで助けになってくれると思います。

 

まとめ

これまでトルコに6年住んでみてトータルで考えて、トルコの移住生活はとても気に入っています

トルコの人たちは情が厚く、親切です。とてもリーズナブルで住みやすく、食材が豊かで、美しい場所が沢山あります。

日本に居たときのように食材など手に入らないものもありますが、実際に作ってみたりて新しい学びや発見が沢山あります。

この機会にトルコ移住をリアルに考えてみてはいかがでしょうか?