こんな案件に要注意。クラウドソーシングの怪しい案件5選。

  • 2018年11月4日
  • 2018年11月6日
  • WORK
高額商品の売りつけ

昨今では、会社に縛られない生活をしたいという人が多いことから、フリーランスになる人も多いそうだ。

クラウドソーシング大手のLancersの調査によると、人口の17%もの人がフリーランスとして活動している)。

しかし、フリーランスとして個人事業主になるのは簡単なことではない。

LancersやCrowdWorksなどの大手クラウドソーシング会社のサービスを利用して、案件を受注すれば暮らしていくには十分なお金が手に入りそうにも感じるが、

クラウドソーシング会社のサービスに提示されている仕事には怪しいものもあり、騙されるリスクも多い。

では、実際にどのような案件が怪しいものなのか、私の実体験を紹介していこう。

軽い小遣い稼ぎのつもりが、とんでもないことになった、などということにならないように注意してほしい。

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アンケートと称したアフィリエイト

アンケート

まずはアンケートと称したアフィリエイトだ。

アンケートモニターと考えると、誰でもできそうでお小遣い稼ぎには手軽に始める人も多いようだ。

しかし、アンケートと称して、いくつものアフィリエイトサイトを経由させるだけのものがあった。

質問の数は10問程度しかないにも関わらず、1問ごとに違うページに移動させられ、その都度、「ウイルスに感染しました」などの危機を煽る広告が出てくるのだ。

私が見たサイトでは、次のページに進む「次へ」のボタンを探すのにも一苦労だった。

手軽に始めて危機感を煽る広告に騙され、商品を購入してしまうことがないように注意してほしい。

手軽に稼げると称した高額商材

高額商品の売りつけ

「1日30分働くだけで月に10万円稼げる」という内容をうたったものだ。

こういった募集に応募してみると、まずは50万円の初期投資をして高額商材を買わそうとしてくるのだ。

最初だけ50万円払いさえすれば、2ヶ月で取り返せるなどとたくみな文面で迫ってくる。

しかもご丁寧に、「取り返せる人は多くいるが、あなたが稼げるかはあなた次第です」と教えてくれるのだ。

そもそも考えてほしいが、1日30分そこらで10万円稼げるようなものを人に進めようとする人はいない。

甘い案件に騙されないように注意してほしい。

フリーランスになりたいと思う人は、他力本願な気持ちではいけないだろう。

外部サイトの誘導する採用という名のネズミ講

ネズミ講

ネズミ講への誘導案件も非常に多い。

例を1つ紹介すると、「在宅で書いてくれるフリーライターを募集しています」という求人があったとする。

これだけを見ると、ごくごく普通の求人に見えるが、応募すると「選考した結果不採用でした」という通知が瞬時に送られてくる。

人の履歴などを見ていないのはあきらかだ。

そして、「もしよろしければこちらの求人なら空いていますがいかがでしょうか?」などと言う形で外部サイトに誘導してくるのだ。

丁寧に相手のことを思って、別の仕事を紹介してくれた、と思う人もいるかもしれないが、これが大きな罠だ。

そもそも最初から外部サイトに誘導してネズミ講の案件に登録させようとしているのだ。

巧みなテクニックに騙されてはいけない。騙される人が1人でも減り、このような商売が世の中からなくなるべきだ。

時給100円以下のライティング案件

ライティング

クラウドソーシングの中でもっともお手軽なのはライティング案件ではないだろうか?

ライティング案件は特に騙そうという気持ちで悪質性のあるものは少ないように感じる。

しかし、ライティング案件などの比較的技術が不要な案件に多いのが、最低賃金をはるかに下回る報酬のものだ。

ライティング案件は、1文字0.5円などというように文字数に応じて報酬が支払われる仕組みで成立している。

最近では、ライティング案件の値段はどんどん下がり、文字単価0.1円を切るものがたくさんある。

また、文字単価が高いものでも、文章に組み込むキーワードの設定までもを含めたものなどがあるので注意が必要だ。

今自分が受けようとしている案件が、時給にしていくらになるのか考えてから請け負った方がいいだろう。

全員不採用のマーケティング調査

マーケティング

信じられないかもしれないが、全員不採用にするのが前提の案件まである。

どのようなことかというと、応募者はまず、トライアルとして、ウェブで検索して指定の情報をまとめるように言われる。

例えば、「XX社の従業員がX人で、Xの資本金があり・・・」といった内容だ。

しかし、トライアルを完璧にこなしたとしても不採用になるものだ。

調べてみたところ、トライアル自体で相手に無料で仕事をさせるという悪質な案件のようだ。

トライアルで無料の人件費で仕事をさせ、後は、不採用にしてしまえば広告主からすればありがたい限りと言うわけだ。

応募者側は、少々時間が無駄になるくらいだが、不採算な案件は避けた方がいいだろう。

まとめ

いかがだっただろうか?

クラウドソーシングは画期的な仕事の仕組みを作り出しているが、非技術者向けの案件では悪質なものが多いのが現状だ。

このような悪質な案件を避けるためには、「おいしい話には手を出さない」「広告主のホームページを確認する」などをすることが重要だ。

こうすることで、悪質案件に無駄に時間を費やすことが防げるのだ。

中には、ホームページなどもしっかりした優良な案件もあるので、優良なものだけに絞って応募するのがよいだろう。

騙される人が少なくなることを臨むばかりだ。